London

今回、ロンドンは２度目で、宿も友人宅にお世話になれたので、いわゆる観光ルートは使わず
極力地下鉄やバスに乗って、一人でぶらつく事にしました。やはり世界のロンドン、この時期は
観光客が多く、どこへ行っても人でいっぱい。うっかり道を聞いたらドイツ人だったり、日本人
だと思うと、香港の人だったり。

ロンドン・ヤマハで音楽関係の小物を買ったり、ぶらっと入ったお店で可愛い子供用の湯たんぽ
を見つけたり、歩き疲れて、ナショナルギャラリーのベンチでお昼寝をさせてもらったり（ところ
どころに気持ちの良い椅子があったのです）全くきままな散策の旅でした。

夜は日本から予約してあった、ロイヤル・アルバートホールで、ＰＲＯＭＳの音楽鑑賞。一晩だけ
ボックス席（８人席）を取った所、同席したイギリス人が休憩時間にサンドイッチをふるまってくれ
たりして、ワインなどの飲食も許されている席でした。その夜の出し物はラフマニノフの交響曲
２番,スミスの珍しいバイオリンとホルンの協奏曲、オルガンでしか聞いたことのないバッハの
トッカータとフーガのオケ版。

終わった後、翌日の出し物を見ると生では聞いたことのないドボルザークの交響曲６番と、
お馴染みのブラームスのＶｎコンチェルトだったので、急きょ安いチケットを買って連日出かける
ことにしました。５ポンドで立ち見席も買えるのですが、流石に２時間立っているのはつらいので、
１０ポンドの座れる席を買った所、何と４階の手すりもない階段の真上の席で、高所恐怖症の
私は思わず足がすくんでしまいました（笑）　その後手すりの付いている席が沢山空いて
いたので移動して聴きましたが。

日本で替えて行った１ポンドは、２２４～２２５円くらい。やはりロンドンは物価は高いです。
ラーメンでさえ、約１８００円。日本で、２，３百円で買えるようなサンドイッチが6，７百円。
夕食などちょっと気を許すと、思わぬ高額になってしまいます。

驚いたのは列車の運賃です。時間帯や買う時期によって、40種類位の値段があるとかで、
駅員さえも、その時にならないといくらになるかわからないというのです。ちなみにＳｈｅｒｂｏｒｎｅ
行きのキップを1週間前に友人にネットで取ってもらった所、行きは10ポンド、帰りは18ポンド、
帰りの列車で一緒になった人は、なんと同じ距離なのに40ポンドで買ったというのです。
全くどうなっているのやら。　地下鉄の方も、一駅でも1回乗ると4ポンドなのに、1日券を買う
と、５．９ポンドで、地下鉄にも２階建てバスにも、何度でも乗れるのです。

なんといってもロンドンは公園が素敵です。広々としたハイドパーク、ケンジントンパーク、
バラ園やきちんと整備されたガーデンや動物園もあるリージェントパーク。今回は行けません
でしたが、世界遺産にもなっているキューガーデンは東京ドームの４０倍はあるらしいです。

今まで自分は一人旅はできない人間だ思いこんでいましたが、今回はなかなか良かった
です。もっとも飛行機もＡＮＡの直行便を使ったし、いざとなったら日本人の友人を頼れると
いう強みがあったから出来たのかもしれません（笑）いずれにしろ良い思い出となりました。